最後のアガキでみる夢は

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あれから5年。当社は設立10周年を迎える。 スタッフは女性8名。私の大切な仲間達。 色のなかった私の時間は毎秒毎秒が虹色に輝いている。 今、最後のアガキの後に新たな夢を描いている。 既に絵図面はアウトプット済だ。 私の経済的な自立と精神的な自律に手を差し伸べてくれたのは女性経営者の方々だった。 だから、女性経営者や女性管理者が欲しいもの、必要としたことを集約した独身女性専用のコンセプトマンションを造る。 同じ意志を持った仲間達と共同で管理会社を立ち上げて。 何かの誰かの所有物でない私達が一つのロールモデルになれたらいいと思っている。 私は今、『ありがとう』の言葉を心から伝えたい。 育った環境、両親、夫や義両親、弟。仕事で関わった方々や今の仲間たちに。 最期のアガキの後に、こんなにも虹色に輝いた光あふれる世界が私を待っていてくれたのだから。 最期のアガキでみる夢は『ありがとう』が沢山詰まった時間であると信じて。
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