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後書き
槻山湊音、この男の物語をいつから書き始めたのだろう。一つの短編小説から始まって最初彼が大学生の時点で美帆子との間に子供ができて子供をおいて美帆子と別れシングルファーザーとして教師になるという設定でした。
ここでも美帆子は破天荒ですね……。
子供も女の子、年頃の女子高校生、しかも倫典と交際してしまうという。湊音も女子校の先生として、生徒と年が同じ娘を一人育てるという結構ハード。
そしてそれかつ今後のBLシリーズともなった李仁という同性愛者のキャラも出てきて。
脇役、というかただの湊音の上司だった大島の主役長編もできたりさらに高橋や彩子の短編、他の刑事小説の冬月シバも絡んできたりここまで一人の彼の人生が膨らむとは思いませんでした。
もうこの書いている時点で5年くらいかな。
ってことで彼の人生を書き直したいと思い書き直しました。
にしても結構はちゃめちゃな展開過ぎて誰にも共感できないw
こいつ最低だな、なんだこいつって思いながら読んでもらえたら幸いです。そういうのが好きなんです、本当。
あと湊音の母親が目の前で死ぬというとてもセンシティブなシーンですがそのことがあってこそ湊音の心が壊れてしまった原因ともなるのです。他の作品では母親を目の前で亡くしたとだけしか書いていなかったのですがこの場面をいつか書きたいと思ったんだけど書けてよかった。よかったという表現はあれなんですけどね。
めちゃくちゃ泥沼な過去があって槻山湊音はこれからも小説で他のキャラと共に生き続けます。
また李仁と湊音もしっかり書き直すか考え中。
もしその時はまた見てやってください。
麻木香豆
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