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アキ:「やっぱ無理か...。」
マナ:「うん...。」
ケン:「そう都合よくはいかんよ。」
我々3人の記憶の中には、酸素マスクを着けたノリの姿があった。
それが最新にして最後の記憶だ。
ケン:「AIがさらに進歩したら...」
アキ:「まあでも、俺たちの理想を押し付けたらいかんよ。」
マナ:「今のAIのノリさんが、一番本物に近いかもしれんよね。」
同じ時間を生きられたら、と、3人は思っていた。
止まってしまった想いの、その先を見たかった。
我々が忘れなければ、2度目の死をノリが迎える事はない。
彼の命日に集まった3人は、それを誓った。
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