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「お待たせ」
モリナガが2本の長い木の枝を持って帰ってきた。
「モリナガ、寒くねぇの?」
モリナガも同じく頭の毛以外はほとんどない。
ってかモリナガのちんこ…俺よりでっけぇ。
なんかムカつく。
「寒いよ。
でも先に…アカギもこれ持って。
穴を掘ってヨツバとグリコを埋めてあげよう」
「わーった」
ザクザクと硬い地面に木の枝で穴を掘る。
「結構疲れるな…」
大きなうさぎを獲った時みたいに重労働。
やっとモリナガがいいと言う頃には体から「汗」が噴き出して暑かった。
「ヨツバ、グリコ…生まれ変わったらまた会おうね」
モリナガと俺は兄弟に別れを告げ、穴にそっと骨を入れるとまた木の枝を使って埋めた。
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