第3話「ヒトの姿」

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「お待たせ」 モリナガが2本の長い木の枝を持って帰ってきた。 「モリナガ、寒くねぇの?」 モリナガも同じく頭の毛以外はほとんどない。 ってかモリナガのちんこ…俺よりでっけぇ。 なんかムカつく。 「寒いよ。 でも先に…アカギもこれ持って。 穴を掘ってヨツバとグリコを埋めてあげよう」 「わーった」 ザクザクと硬い地面に木の枝で穴を掘る。 「結構疲れるな…」 大きなうさぎを獲った時みたいに重労働。 やっとモリナガがいいと言う頃には体から「汗」が噴き出して暑かった。 「ヨツバ、グリコ…生まれ変わったらまた会おうね」 モリナガと俺は兄弟に別れを告げ、穴にそっと骨を入れるとまた木の枝を使って埋めた。
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