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プロローグ
けだるきいちにちいきるだけ。なんて回文があるくらいだから、逆立ちしたって今日も明日も気怠い毎日が続くんだって思ってた。君に出会うまでは。
学校にも家にも、どこにも居場所がなかった私の居場所になってくれたのが君だった。君の隣にいるだけで心が安らいだ。
人魚の君が見せてくれる海の世界はいつだってキラキラしていた。君といるだけでポカポカしていた心が、ドキドキするようになったのはいつからだったっけ?
ソーマ、私はソーマが好きだよ。だから、伝えるんだ。
「たとえ泡になってもついていくわ」
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