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……急いで準備して、大学に行く。
友達と会って、
「あ、みおり、やっほーってゲ?!
あんた、ひっどい顔ー?!」
ゆりちゃんが大きな目をクリクリさせて言う。
「え?そんなにやばいかな?」
それよりゆりちゃんの顔の方がおもしろい。
「うん。
目の下クマとか、いかにも病んだり、疲れてます、って顔」
「わぉ」
まじか…
「わぉ、じゃねーわ。
はいはい、また彼氏関係でしょ。」
「うん…」
「ばかね、もう」
しょっちゅうあること。
ゆりちゃんも、分かってる
「だって…」
だってだって、
「はいはい、分かったから」
「くそー、あの超絶ハイスペイケメンのみぞおちにワンパン打ち込みたいわ!」
そんな私を見て悪態をつきながら、私の頭をぽんぽんと撫でた。
のみこんだ、
いつも言ってる言葉。
"好きなんだもん"
みんな、 まだ付き合ってるそんな私を
ばかだね、
と言うの。
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