響く雨音、睡魔を待って。

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響く雨音、睡魔を待って。

4月7日(金) 1時 ・・・・・・。 ・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・。 目が覚めてしまった。 ・・・多分、23時過ぎに寝れて、そこから2時間は寝れたのか。 はぁ・・・・・早く、寝ないと・・・。 明日、いつもより登校時間が1時間遅いから、遅くても8時には起きなくちゃ・・・。 ・・・・・・6、7時間もあれば、起きれるかもしれない。 でも・・・・・不安だな。 外は雨が降っている。 雨音の大きさから、雨は強くなったり弱まったりとしている。 そして、私の室内には曲が流れている。 スマホから、27分間の曲を流して、私が寝付くまで流すつもりでいる。 なので、寝なかったら27分×繰り返された回数で、寝れなかった時間が出てしまう。 メタい話をするが、編集時間の今は2時16分。 1度目が覚めてしまってから、1時間経ってしまっている。 そもそも、23時に寝れたのだって、隣室でうるさかった兄がようやく風呂に入ったからだ。 その前、22時くらいに父がリビングのソファで寝て、一向に風呂に入らなかったので、「入って」と言って切り替えさせる。 急かしたのは、兄がうるさかったから。いい加減腹が立ってきて、お父さんも全然兄を「風呂入れ」と呼ばないから、さらに腹が立ってきて。 お父さんが寝てしまうから、兄にはリビングにいて欲しい。 その方が私は寝れる。 いっそ前みたいに和室で寝て。 そっちの方が私としては健康的でいられる。ストレスもなく。 そして、(編集時の今)2時22分。 この6分で寝付けていたら変わっていたのだろうか。 気付けば朝、なんてことになっていたのか。 どの道、今の私は起きている。 隣では兄が友人と電話している。 ・・・こんな時間まで電話しないで欲しい。うるさい。 私の部屋では、私が寝たくて睡眠用BGMを流している。 もう3周目だろうか。そして、今3周目の半分を越えた。 外では雨が弱まって、そしてまた強くなって。 確か今日は一日中しっかり雨が降る予報だったような。 雨が降ると傘が邪魔だし、知り合いと帰っていても距離が空いてしまう。 そう言う嫌なこともあるけど、私は雨が好きだ。理由は、雨の匂いが好きなのと、ただ、雨って面白いから。 そんなことを思い、ふと経過時間を見ると、曲は3分の2を越した。 これは、4周目もするだろう。 私は一体いつ寝れるのだろう? 兄の声は、少し小さくなったか。 雨音は、少し小さくなった。 私の意識は、ようやく微睡(まどろ)んできて。 ようやく寝れる、と安心し始めて。 この文を打ちながら、少しずつ、目を細めて、目を閉じて。 ──そうして、寝れるかと思ったのだけれど。 まだ兄の声がうるさくて。 頭が痛くなってきて。 少し体が暑いような。 やはり、長袖長ズボンは悪手だっただろうか。 とにかく、本当に寝なくては。 曲はもうすぐ2分くらいで終わる。 その間に、寝れたらいいのだが・・・。 定期的にこの文章を保存して。 いつ寝ても、いいように。 ──睡魔よ、早く私を連れ去って。 そうして今度こそ、ゆっくり、瞼が落ちてきて。 立てていたスマホが、倒れそうになりつつも、ちゃんと支えて。 文章を、保存して。 ──曲が、止まった。 また、27分間曲を流し始めて。 頭の痛みに耐えながらも、私は少し、眠たくなってきて。 時計を見れば、2時41分。 今から寝れば、起床時間まで・・・5時間、だろうか・・・・・。 いいえ・・・今は深く考えてはならない── そう、ゆっくり、ゆっくり、呼吸をして・・・・・ 落ち着いて── 曲を、聞き続けて── そうして、そのまま、ゆっくり目を閉じよう。 文章の保存は、忘れずに──・・・・・・。
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