それでも想いは変わらない

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4月25日(火) 昼休み いつも通り僕は(今年は東の)渡り廊下へ行き、戻ってきた時、早月も教室に戻るところだった。 僕は「あー居るな」って感じだけど、僕から見て早月は「また居るじゃん・・・」みたいな感じで。 ・・・・・・あのね、僕も理由があるんだよ。教えないけど。 まぁ、その時は何も無かった。 ──だけなら良かった・・・・・・・・!!!! しばらく経って、長ヶ部(おさかべ) 翔斗(かけと)が3組の前に来た。 夜宵:・・・・・・──長ヶ部さん・・・? 本当に誰も聞こえないような声量で、そう呟いた。 ・・・・・・にしても、翔斗が3組来るの、珍しいな・・・。 そう思いながら僕は何しようか迷って、ちょっと右往左往していたら、チラッと学ラン脱いでる──早月を発見。 夜宵:・・・・・・──え また誰にも聞こえないような声量で呟く。 とにかく真っ先に言えることは、学ラン脱いだままの早月の姿がカッコイイ・・・////// という、早月に対して普段見せないデレデレな僕がいて。 小さな声でも叫びそうだったから、口抑えて亜留のところへ行こうか迷いながら、とりあえず見間違えてないのを確信させたくて廊下が見えるところに少し移動して、その場からパッと見てみた。 したら(そしたら)、やっぱり(カッコイイ)早月が居て。 ・・・・・どうしようもないから僕はとりあえず席に着いて落ち着いて、数学の宿題と言われた基本の問題を終わらせようと数学をやり始める。 文字式の展開。(x+5)(x-3)=x²+2x-15とかの問題をひたすら・・・。 そしたら転入生の(新しく来た)子が来たから、その子と話しながら数学して、ちょっと出入口の方見たら、早月や翔斗(、あともう1人居たかな・・・)が出入口付近に集まってて!!3組の人と話してて!! なんか早月に数回見られて!!! その子は事情とか知らないから何も反応出来なくて、机叩くことも声に出すことも顔に出すのもできなくって、ただ頭の中ほぼ真っ白で。 早く居なくなってくれって思いながら待ってたら、出入口からは離れてくれて。 いやもう・・・・・・・・・しんどいって・・・。 もうほんと泣いていい?今は泣かないけどww
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