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と同時に、弓道を始める前まではふう達としょうたと泥だらけになって遊んでいたので、 「みく、もっと女の子らしくしなさい」 とよく母に言われていたが、弓道を始めてからは、弓道場がとても静かだったので、段々私も静かになり、 「みくは、女の子らしくなってきたわね」 と母は、とても喜んでいた。 「みくちゃん、大会に出てみようか」 と先生に言われたので、小学生の大会に参加し、とても緊張したが優勝することが出来た。 中学生になってからも大会に参加して優勝していた。 ふう達と同じ高校に進学してからは、ちょうど弓道部があったので入部し、部活と弓道場で練習する日々を送っていた。 「みく、今帰りか?」 と練習を終え、校門を少し出た所でしょうたが後ろから声をかけてきた。 「そうだ」 と私は、振り返ってしょうたに返事をする。 「もうすぐ大会だもんな」 としょうたは、私に追いつき横を歩き始める。「応援行くからな」 としょうたが言ったので、 「そうか、ありがとう」 と私は答え、 (何か話さなくては) と思うけど、なかなか言葉が出てこない。 「しょ」 と私が言いかけると、後ろから、 「みくー、しょうたー」 とふうの声が聞こえたので、2人で振り返るとふうとゆりが私達の方に走ってくる。 「おう、ふう、ゆり」 としょうたは、右手を挙げて言い、 「やすのは?」 とふうに聞くと、 「やすのは塾だよ」 とふうは答えた。
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