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(なんでしょうたのことばかり考えてしまうのか) と思うことが多くなり、その答えが出ないでいた。 「みく、みく」 とふうの声がしてびっくりした。 「みく、どうしたの?  ぼーとして。」 とゆりに言われ、 「なんでもない」 と答えると、 「もしかして〜」 とふうが目を細め、 「男のこと考えてるの〜」 とゆりも目を細めて言ったので、 「そんな訳無いだろ」 と私は言い、気付かれたと思って、顔が赤くなるのが分かった。 「誰?誰?」 と2人が言ってくるので、 「いる訳無いだろ」 と言うと、 「ふ〜ん」 と2人とも目を細めたまま口が笑っていた。 「みく、ちょっとこの後付き合ってくれる?」 とやすのが言ったので、 「あぁ」 と私は、動揺したまま答えた。 「ふう、ゆり先に帰るね」 とやすのは言って、アイスティーを飲み終えたので、わたしもアイスコーヒーの残りを一気に飲み、 「じゃあ、ふう、ゆり」 と言うと、 「じゃあね、みく、やすの」 と2人は手を振りながら言った。
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