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いつも通り俺は廊下を歩いていた。春先の静かな廊下は教室に比べてひんやりしている。教室の賑やかな空気が幼い頃から苦手だ。男子はともかくとして、女子はうるさいし俺に話しかける時だけやけに甲高い声を出してて気持ち悪い。いつも引っ付いてくるよくわかんないやつもいて俺は毎休みこうしてトイレで暇を潰していた。ふぅ、とため息をついていると女子とすれ違った。その瞬間俺の心はドクッとはねた。可愛い!!そして俺の体は気がつくと勝手に彼女の方へ足が動いていた。
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