untitled 015

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ようやく終わった。すすり泣きの声に苛立つ。参列する親や教員の真新しい服を鼻で笑う。郷愁だらけの流行歌に吐き気がする。馬鹿で無知な同窓生ともう会わなくて済むから今は気分が晴れやかだ。夢や希望などどうでもいい。すべてを置いて出て行く。こんな田舎町、二度と戻らない。
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