春色に、手を伸ばす

桜は嫌い。お花見は嫌い。だって、わたしからお父さんを奪ったから。

高橋かなで

10分 (5,805文字)

1 7

あらすじ

幼い日、雨が降ってお花見に行けないと泣くわたしに、お父さんは折り紙でたくさんの花を作ってくれた。彩られた家の壁を見上げながら食べるお弁当はとても美味しかった。 だけどお父さんはもういない。 わたし

感想・レビュー 0

感想・レビューはまだありません