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登場
河童のカンカンは、毎日、湖で田畑勇気に語る。
「人生、酒飲んで寝ちまえば何とかなる。」
「カンカンさぁ、僕、小学6年生だけど。」
酒を、カンカンは飲んでいる。
勇気の家の前にはカンカンが住み着いている湖がある。
勇気は、毎晩、生暖かい湖という風呂に入る。
その時間、カンカンも酒を飲みながら月明かりを見つめている。
そこで、勇気とカンカンは出会った。
一年前
勇気は、塾をサボって湖で泳いでいた。
カンカンも、泳いでいて勇気とカンカンは頭をぶつけた。
お互いに見つめて
勇気は、「何だ、河童か。」
かなり勇気はドライな性格なのだ。
驚きもしない。
「おめー、俺が怖くないのか?」
カンカンは、勇気に聞いてきた。
「うん、だって僕の部屋からずっと見てたし。」
「そっか。」
それから、毎晩、話すようになった。
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