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「…!(誰だ!…こ、声が出ない!…どうなっている!?)…?・・・(な、なんだ!…この小さき手は!?)」
魔女は驚きのあまり混乱してまったく状況がつかめずに固まってしまった。
「…」
暫く魔女が固まっていたら女性が魔女の頬っぺたをツンツンとつついていたら今度はカッコいい男性が顔を覗かせた。
「…ぅ…どうかしたのかしら?」
「どうかしたのか?」
「…ぅ…あなた…急に動かなくなって…」
「え!?…まさか!?…し…」
「もう!…あなた…勝手に殺さないで…ようやく授かった娘なのよ!」
「す、すまん…だが…」
「ただ…動きが止まった?…と言うか…息はしているのよ…」
女性がそう言って男性は疑問に思いながら魔女の頬っぺたをつついた。
「…確かに…動きが止まった…感じだな…」
「ええ…お医者様に見てもらった方が…」
「…そうだな…何かあってからでは遅いからな…今の時間でもやっている小児科を探してみるか…」
「ええ…」
心配した二人はそう言って男性は小さな板切れのような物をポケットから出して何かをしていた。
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