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それから数分後に何処かに連れて行かれた魔女はその時にようやく魔女は我にかえって状況が把握出来てきたのだった。
「…!?…(ここは…何処だ…)」
年配の男性が魔女の方に顔を覗かせたら魔女が動いた事を男女の二人に教えた。
「…何も異常は診られませんな…」
「で、でも…」
「確かに動きは止まっていますが…体には異常はありませんし…お!今、動きましたよ!」
ようやく動いた魔女に男女の二人は安心した。
「本当!…ああ…よかった」
「ああ…」
「…」
魔女は暫く辺りを見渡しどうして今の状況になったのか整理した。
「…(まずは…私が赤ん坊に転生したのはわかるが…私が居た世界とはまったくと言っていいほど違う世界のようだな)」
そう悪役魔女が転生したのは魔法も無い現代の日本だった。
「…(それにこの二人は…私の親と言うことはわかったが……さっきほどからこの二人の周りに居る妙な力を感じる者達は一体、何なんだ?)」
魔女には見えていて夫婦には見えて居ない者を魔女には見ていた。
「…(この二人には…見えていない…ようだが…さっきの医者らしき人間にも見えていなかった…どうやら私にしか見えていないようだな…)」
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