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そう思って泣いていたら母親が悪役魔女を抱っこしてあやし父親は頭を優しく撫でてくれたらまたもや安心、出来たのか泣き止んでいた。
「オシメやミルクじゃなきゃ…怖い夢でも見たのかしら…」
「そうかも知れないな…もう大丈夫だからな…」
「ううう…(何で…こんなに安心…出来るんだ)」
夫婦二人の優しさに触れた悪役魔女はそのまま母親の腕の中で安心して眠ってしまった。
「…こんな事、初めてだ…両親がこんなに優しくて暖かいのは…」
悪役魔女がそう思うのには訳があった。
前世の悪役魔女には産まれた時から両親はおらず強すぎる魔力を持っていたためか産まれて直ぐに孤児院に入れられ酷い仕打ちを受け人間など信用出来なかったためか復讐してやろうと魔力を使って人々を殺して今の悪役魔女となってしまっていた。
だが今回の転生で両親の優しさ暖かみを知って悪役魔女は少しずつ変わっていった。
「…それにしても…どうもなれん…」
赤ん坊に転生してからの悪役魔女は今、非常に困っていた。
「…あれはどうにかならんのか…赤ん坊だから…し、 仕方がないと言えば仕方がないんだが…」
そう思っていたらちょうど母親が来て悪役魔女を持ち上げて抱っこして片方の胸元を出した
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