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俺は校門をくぐり、教師と思われる人物から紙をもらった。
そこには1年生のクラスと出席番号順に自分たちの名前が書いてあった。
「なるほど、これで自分のクラスに行けってことか...」
俺は呟き、そのまま歩を進めていく。
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俺がクラスにたどり着くと、もうクラスには数十人が教室内に居て友達作りに励んでいた。
この高校は全学年6クラス制、A~Fまでのクラスがあり、俺はFクラスとなった。
前のボードにはそれぞれの席が書いてあった。
俺は黒板ではなくボードの学校を初めて見たため、最初は少し戸惑った。
...そんなこと考えてる暇じゃない、さっさと自分の席に座らないと
「えーっと、霧宮 霧宮...っと」
ボードに書いてある席表の席を順番に、なぞるように指を動かしていく。
そして指が止まり、指の先に視線を移す。
指の先には『霧宮 空兎』という文字があった。
なるほど、俺は一番後ろで一番端か...ラッキーだな。
そして俺はその席へ向かっていく。
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