プロローグ

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プロローグ

例えば あくまで例えばの話だ もし自分と他の人...まぁ他の人は自分の親友ということにしよう。 自分と親友が監禁されているとしよう、そして監禁をした人物が、 『どちらかは助けてやる、しかし助けられなかった人物は殺害する。 そして決定権は自分(お前)だ、どちらを助けるか選べ』と言ったとしよう。 そうなった場合、君たちはどうするだろうか。 ...勿論、自分の命を優先するため、自分を助けるだろう。 別に間違ってるわけではない、それは自分の意見なのだから尊重するべきだ。 ...しかし、このような状態が起こってしまった時、全人類は自分を助けるという 手段をとると俺は思っている。 ん?『僕や私は絶対にそんなことをしない』...? ...ハハハ、自信満々に言っているんだろうな しかし いざ本当にその場面に直面した時、お前らは本当にその手段を選ぶのか? 人生一度きり、『まだやり残したことがある』、『死ぬのが怖い』などと、 死の直前まで迫っている時、死にたくない言い訳を考える、それが人間だ。
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