可愛いたまごちゃん

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可愛いたまごちゃん

ランッ ラン♪ララ ラン ラッラ~ ラン ララ ラッラッラー 彼女にしかわからない 曲が唇と言うスピーカーから流れている いつもの事だ 主の為にフライパンで 朝食を作ってるようだ。 申し遅れた、吾輩は猫である。 いたって普通のネコでいいんじゃないかな? あー来た来た ネコは、繊細で敏感である。 主が来たようだ。 彼女は、当然気づかない。 それは、そうだ。 主、こいつは、 人間界の中では、 もっとも存在感の薄い奴と 認めている。 いや、これはホメ言葉だ まぁー吾輩には 勝てんと思うがな 吾輩の忍び足は、 忍者と勝負して勝てたからな えっ? いくつかって? 聞くなよー 照れちゃうぜ。 ニャン♪ おっと、 いつもの癖だ。 可愛いアピールしてしまった 人間どもは、 これで、イチコロだからな。 おっと 独り言をしてる間に 映画は始まってるようだ。 彼女が既に 頬を膨らませ 蒸気機関車の様に 頭から湯気が出てるようだ。 あっ そのパターンね。 何度も似たような映画を 見慣れてるので 予測がついてしまうのである 主は、指摘大好き人間なのである 彼女は、スクランブルエッグを レア程度の焼き方に してしまったのである 主は、ラーメンで言うと バリ硬が好きみたいだ。 吾輩でも分かるぜ でもすぐに その蒸気機関車は、 問題もなく安全な 運行を開始するのである なにせ、 結婚して一日目だからね。 ふわぁー 眠くなってきた おやすみなさい
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