潔白

2/27
前へ
/337ページ
次へ
ふふ、露出度の高い服がいいかな? 女の子らしい可愛い服がいいな。 何度も着直して、結局決めたのは、30分後。 ミニスカートと、やっぱりノースリーブの服を合わせる。 帽子と鞄を持ち、家を出た。 「麗華姫ーーー!!!」 公園の隅の人気のないところに、彼女はいた。 「彩綾〜!うふふ〜。」 麗華姫が微笑む。 ふふ…、かわいいなぁ… 短いパンツにヒラヒラした白いTシャツ。 長い髪の毛は、ポニーテールにしていた。 麗華姫はあたしに手を振っている。 あたしの心は喜びに満たされる。 ああ、この人なら。 この人なら、一生添い遂げてもいいな。 そう思った。 あたしは、麗華姫のすぐ近くに行く。 「ふふふ…、大好き、麗華ちゃん。」 あたしは彼女に抱きつく。 彼女も、あたしの背中に腕を回す。 あたしたちは、自然と唇を重ね合わせる。 角度を変えながら、キスをする。 唇が触れるたびに、心が満たされていく。 大好き。 貴方が、大好き。 あなたがあたしを好き勝手にしても、あたしはそれで満足。 だって。
/337ページ

最初のコメントを投稿しよう!

40人が本棚に入れています
本棚に追加