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「てなわけで、悪いな、レイカ…とか言ったか??君も結構美人だねぇ〜?一緒に遊ぶか〜?」
ニヤニヤ笑って男が言う。
視線はいやらしく、麗華姫の胸元を見ている。
反吐が出る。
それでも、麗華姫本人は、にっこりと笑った。
「ううん〜!あたしは、遠慮しとく〜。でも、この子は好きにしちゃっていいからねぇ〜?」
え…?
れ、麗華姫…?
「彩綾ちゃんっ!よかったねぇ〜??セフレができてぇ〜。」
「あ………。」
顎が、カタカタと震える。
あたし……麗華姫に裏切られて…?
「や、やめて麗華姫!た、助けてっ…!」
「うっせーんだよ。」
———バキッ!
「ぐっ…!」
胃から何かがせり上がってくるのを感じた。
あたしは、痛みに体をくの字に曲げた。
苦痛で顔が歪む。
殴られた。
…男に、殴られた。
「来いよ!」
「いっ…いやぁ……」
「どうせ、それも演技なんだろう?」
ガハハと耳障りな笑い声を立てる男3人に、あたしは引きずられていく。
「れ、麗華姫…!!!助けてよぉ!お願い、恋人でしょ??」
あたしの頬は涙で濡れていた。
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