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………痛い、痛い…。
腹部に激しい鈍痛がする。
痛みに耐えかねて、涙が溢れる。
口からはうめき声が漏れる。
あまりの痛みに、呼吸が荒くなり、意識が朦朧とする。
「なん…で…」
どうしてあたしは、麗華姫に裏切られなきゃいけないの?
どうしてあたしは、犯されなきゃいけないの?
どうして、どうしてこんな痛みを味わわなくちゃいけないの…?
あたし、悪いことしたっけ…?
ああ…。
した。
したわ。
そうだ…あたし、悪いことしてばかりだったわ。
昔からイジメを楽しんでいた。
自分の快楽のために、たくさんの人を追いやった。
たくさんの人の人生を壊した。
最近だって…。
八神をいじめて、ぶーちゃんをいじめた。
自分の悦楽と、麗華姫への忠誠のために。
あたしは…、イジメをした。
そういえば、昨日、麗華姫が言っていた。
「ぶーちゃんの復讐」
もしかして……これが、復讐なの…?
あたしに対しての、制裁?
うう…。
ひどい…よ…。
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