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「は?何言ってんの??馬鹿じゃない?あたしがこれで許すとでも思っているの?あたしがされたこと、何百倍、何千倍にして返してやるんだから。自業自得だよ。」
………。
目の前が真っ暗になり、ワナワナと唇が震える。
「ふっ…、てかさぁ、あたしの復讐はこれで終わりだと思っている?甘いよ。骨の髄まで、バキバキにしてやる。」
そう言ったぶーちゃんの顔は、恐ろしくて見ていられなかった。
憎しみ、憎悪、嫌悪。
全ての混ざった濁った表情。
そして、あたしをいたぶることを楽しんでいるかのような、キラキラした瞳…。
あたしは、力が抜けて、ぺたんと座り込んだ。
「あ……あ…、そんな…。」
あたしの頭はサーっと冷えて、吐き気を催す。
心臓が苦しいほど早鐘を打ち、目眩がする。
「あたしが、あんたにやられたこと、ぜーんぶ、忘れていないから!」
ぶーちゃんの悲痛で、憎しみのこもった叫びが聞こえる。
———ドガッ!!
「いっ…!」
あたしの頬にぶーちゃんのローファーがめり込む。
バキッと変な音がして、鋭い痛みが走る。
———バキッ!ボカッ!!
何度も何度も顔を蹴られる。
口からは血と一緒に数本の歯が飛び出す。
折れた歯が、ひとつ、喉に落ちる。
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