第3の霊 救助の願い

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「いーよ?協力してあげる、瑠璃少年。」 雪は瑠璃の話を一通り聞いて、消界のトビラの前で突然言った。 「……!ほんとか!」 「まあ、そもそも守護霊っていうのは常に主の傍にいなきゃいけないんだよ。そうしないと主の危険を守る者がいなくなっちゃうからね。早く見つけないと瑠璃少年が困っちゃうでしょ?」 パッと顔を上げた瑠璃に雪は微笑む。雪は自分が守護霊だからこそ事情が分かるらしい。少し冬音を見ていたような気がした。 「お前……!見かけによらず良いやつなんだな!」 「若干引っかかるけど………まぁいいや。 ということでフユ。準備はいい?」 今まで二人の会話を傍観していた冬音はいきなり声をかけられてぎょっとする。 「………え、もしかして私行く前提で話進んでたの………?」 「そうだけど?」 即答。冬音は自分が行ったところで特に何の用もないので行かないと勘違いしていた。 全力で手を振る。
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