第3の霊 救助の願い

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「わ、分かった………」 「おう、だけど、今日はもう遅いから行くのは明日だ。明日の10時、校門前に集合。いいな?」 瑠璃はそう念を押し、消界に行くのは明日になった。二人はそれを了承する。 協力するって言ったし、ちゃんと探さないと………! 冬音は心の中でそう考え、覚悟を決めた。 ◇◇◇◇ 翌日の午前10時。 冬音と雪は約束通り校門の前に立ち、瑠璃を待っていた。 「…………フユ、大丈夫?」 雪は突然冬音の顔を覗き込み、声をかけた。 「な、何が」 「消界のことだよ、昨日はああ言ったけど、何せ霊がたくさんいるから……ちょっと怖くないかなって」 どうやら昨日は普通に脅していたが一応心配はしてくれたらしい。少しだけ眉が下がっている。 「………大丈夫だよ、怖くないわけじゃないけど、私だって同じ境遇の人間として瑠璃くんを助けたいし。」 「……………そっか」
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