プロローグ

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プロローグ

 「君に幸せになってもらう事が僕の使命なんだ!君が不幸になると困ったことになる。我が国存続の危機なんだ!」    どうして初めて会った人物に使命なのだと言われなくてはならないのか?  そもそも国の存続の危機とは何か?  優秀な人物だと評判の王子が何を言っているのかしら?   そこからなんと挨拶したかは、記憶にない。  お母様には何も咎められなかったので、恐らく大きな失敗はしていないのでしょう。    プルメリア・アルク。齢六歳。初めて会った第二王子は紛れもない変人でした。    
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