番外編1:王子様のシチュエーションプレイ(ゲルマン×マルセル)

1/1
前へ
/7ページ
次へ

番外編1:王子様のシチュエーションプレイ(ゲルマン×マルセル)

番外編1:王子様のシチュエーションプレイ(ゲルマン×マルセル) ※会話文のみ (注意!!本編のような雰囲気は一切ありませ。ギャグです!) ------本編後 inマルセル用に作られた離宮 マルセル(ゲルマン、品行方正な子だと思っていたのに……まさか、あんな性癖を持っているなんて。なんだか息子のPCの中の見てはいけないデータフォルダを見てしまったような気分だ。……というか、そろそろゲルマンが来る時間だな) コンコン マルセル(やっぱり来た……一日と日を開けずに毎日来るが、マドレーヌとの夫婦生活は大丈夫なのか) コンコン マルセル(……それに、今日は一体ナニをさせられるのやら) バッ ゲルマン「やぁ、マルセル。俺だよ!入っていい?」にっこー! マルセル「ダメだと言っても入ってくるんだろう?というか、もう入って来てるじゃないか」 ゲルマン「さぁ、俺の愛しい人。離宮での生活に不自由はないか?他に欲しいモノは?」 マルセル「(スルーされた……)無いよ。十分良くしてもらってる」 ゲルマン「嫌な事を言うヤツが居た絶対に俺に報告するように」 マルセル「ああ、そんな命知らずは居ないよ。この離宮に」 ゲルマン「なら良かった」にこ マルセル「…」ソワ ゲルマン「よし。じゃあ、今日は……」 マルセル(キたよ…今日はどんな恥ずかしいコスチュームを着させられるのやら) ゲルマン「嫌がってくれ!マルセル!」 マルセル「……は?嫌がる?」 ゲルマン「ああ!まずは、設定があるから聞いて欲しい!ここは馬車の中で、前には騎手が居る。声を出せば聞こえてしまう程の距離さ。そして、キミと俺はたまたま乗り合わせた初対面という設定だ!」 マルセル「(今日はコスプレじゃなく…シチュエーションプレイか)それで?」ヒク ゲルマン「しかし、実は俺は昔からキミに恋していて、ずっと気付かれぬように付き纏ってた物狂いだ。そんな俺がとうとう我慢出来ずにキミに直接手を出した。君は騎手にバレるぞと脅されながら俺に好き勝手されるという……そういう素晴らしい設定だ!」にっこーー! マルセル「素晴らしい…?」ヒク… マルセル「(まぁ、素晴らしいかは別として、だ)きちんと場所と状況、設定が隙間なく練られていて上手いじゃないか。さすが…(私の子だ)ゲルマンだ」 ゲルマン「っ!マルセル!やっぱり君の俺への愛は本物だ!」 マルセル「…まぁ、そうだな」 ゲルマン「しかし、今回はその愛を賢明に捨ててくれ。なにせ、本気で嫌がって貰わないと……今回の設定の本領が発揮されなくなってしまう」 マルセル「…俺は、毎回ちょっと嫌がっていると思うのだが」おず… ゲルマン「え?何を言ってるんだ、マルセル。キミはいつも凄く喜んでくれてるじゃないか」 マルセル「え?」きょとん ゲルマン「え?」きょとん マルセル「そ、そうなのか?そんなワケは……!」 ゲルマン「ああ。もしかして自覚が無かったのか?キミはいつも最中は俺の体に足を巻き付けて『もっと』と強請ってナカを……」 マルセル「っっっ!!!言わなくていい。言わなくていいから!」焦! ゲルマン「そうか。じゃあ今日は演技が大変かもしれないが、頑張ってくれ。マルセル」にこり マルセル「……あ、あぁ」 マルセル(俺は…無意識にそんな事をしていたのかっ…!何をやってるんだ!俺はっ!)赤面! ゲルマン(あぁ、やっぱり俺のマルセルはどこまでも可愛いな!) 結局、マルセルはゲルマンの要望通りの演技は出来なかったよ! ゲルマン「マルセル…君は本当にウソが吐けないんだな。あんなに『もっと』と強請るなんて。可愛かったからいいけれどな!」 マルセル「…もう何も言うな」真っ赤 イチギは大根役者だよ!
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

58人が本棚に入れています
本棚に追加