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それからも、あまりにも色々なことがあった。
表沙汰にはできないことばかりだ。
マキは悔しがったが、コダマはいつも何事もないかのように軽やかに振る舞った。
日々は瞬く間にすぎて高校卒業の日。
進む道は別々、もうコダマと毎日珍妙な会話を交わすことはないと思うと、涙がこぼれそうになる。
マキは無理やり唇をひっぱって笑顔を作り、怪奇部活動ノートを取り出して開いた。
最後につけられた真新しい付箋には『山田コダマ』の文字。
そのページにはただ一言。
『怪物』とだけ記されていた。
【完】
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