竜の血族と竜族

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 「ぁあっ、レクス、もっと―――」  「っく。ウェイ、締め過ぎだ。―――1度出すぞ。」  ウェイの中は凄く気持ちいい。何度でも何度でも、ずっと繋がっていたいと思うほどだ。最奥を狙って何度か強く腰を打ち付けると、限界が直ぐにきた。  「ぁあああっ、ゃ、っあ――――」  「―――っく。」  ドクンドクンと脈打ちながら、絞り取られるように動くウェイの内部に、この快感が止められない麻薬のようだと最近特に思う。それでも、時間の許す限り何度もウェイを求める。  長い時間を掛けて射精を終えて、再び俺は腰を動かし始めた。1度や2度では足りない。何度やっても足りないのも実感している。だからウェイが限界だというまでしてしまう。  「ぁ、ま、ぁあっ、レク、ス、は、ぁ、今、イッた、から、ぁあああっ、や、ぁ」  「ごめん、まだ、足りない。」  強弱をつけて腰を打ち付ける。ウェイの感じる場所を狙うのも忘れない。ウェイの内部は俺から何度でも搾り取ろうとする。これがまた快感を強くしてくれるんだ。  「やぁっ、ダメ、だ、って。あっ、ぁ、ぁ、イ、イク、イク、からぁ、ぁああああ――――」  またウェイはイッてしまった。それでも、俺は腰を打ち付ける。この時こそ、最高の快感がくる。  「ダメ、ダメ、や、だぁ、」  「ウェイの中、凄いよ。」  腰を捻りながら、逃げようとするウェイの腰を掴んで引き寄せた。ウェイは首を横に振りながら涙目で訴えてくる。けれど、完全な拒絶じゃないから止めてあげない。  「むりぃ、やぁ、だ、レク、ス、おね、がい、ぁっ、は、ぁ」  「大丈夫、ほら、いっぱい密を零してる。」  「ぁああっ、だめ、だめ、また、イっちゃ、ぁああああっ―――」  イキっぱなしか。これもこれでウェイは気持ちいいらしい。こうなると最後に意識を飛ばして寝てしまう。あの時とはまた違うから、ある程度寝れば起きるから俺は安心だけど。  大丈夫。竜の血は、他種族より体力だって多い。寝て起きれば完全に体力は回復してるはずだ。それも多くの睡眠を必要としない。  俺も何度目か最奥を打ち付けて熱を解き放つと、予想通りウェイは意識を飛ばしていた。俺は繋がったまま、ウェイに覆い被さるようにして身体を倒す。そうして、ウェイを強く抱きしめ、射精が落ち着いたと同時に目を閉じた。 ☆  時々思う。俺の身体はよく壊れないな、と。これも竜の種族特性を持つからだろうか。ネリュは見るたびに疲れた表情をしているから、きっと種族特性の違いなんだと思う。  レクスとするのは嫌じゃない。何度でもしたいと思う。でも、時々外にも行きたいと思うのは我が儘だろうか。  「レクス、買い物でも行かないか?」  「いいよ。」  良かった。でも、きっと帰ってきたらまた部屋に籠もるんだろう。ネリュも殆ど部屋から出ないと言っていた。いや、ベッドから出られないが正しいか。  レクスが程んど俺の中に入れっぱなしだから、抜かれると逆に違和感を覚えるようになってしまった。中はこまめにレクスが浄化するから何度でも出来てしまう。でも、求められるのが嬉しいと思うんだから、いつだってレクスを受け入れるんだ。  ずっと、ずっと俺の傍にいて。俺はレクスじゃないとダメだから。 ────────────── 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 これでとりあえず、完結になります。 この先の話はまだ考えていませんが、もしかしたら書くかもしれません。
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