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『地球さんのなげき』
地球さん
『人間は、また、せんそうをやっている。なんとかならないのかな。爆弾やミサイルで、かゆくて、ヒリヒリして困る。かくばくだんなんか、いっぱい火傷したし。おい、月さん。なんとかならないか。』
月さん
『あにさま、わたくしには、むりです。しゅだんがありません。金星ねえさんに聞いてください。』
地球さん
『金星ねえさん、にんげんに、せんそうをやめさせられませんか。』
金星さん
『わたくしには、むりです。自分のコントロールができないのに、どうにもなりません。末っ子の水星さんに聞いてください。』
地球さん
『水星さん。きみは、一番新しくて、年が人間に近い。なんとかならないのかな。』
水星さん
『近いったって、にいさん、人間のスケールでは、変わらないですよ。それに、ぼくは、小さいのに、お腹の中の金属が大きくて、重たいから、いつも、ぱんぱんで、太陽さまに近いから眩しくてふらふらです。あ、太陽さまに聞いたらいかが。』
地球さん
『太陽さんは、こわいんだ。まあ、ぼちぼちと、聞いてみるかなあ。』
太陽さん
~当然、みんなの話は聞いていた。
『ふん。地球は、なにも、聞いてこないぞ。いつでも、人類の丸焼きにしてやるのにな。』
🌞
火星さん、
『なんで、おらは、外されるんだべ。おらは、古くからの、人類のお友だちだからかな。でも、最近は怪しい。おらは、いちばん、岩石惑星のはしっこだからかな。狙われやすいんだ。木星君に相談してみるか。地球くんに、小惑星の雨を降らせるとか。』
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