お姉ちゃんはエスパーかのしれない

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お姉ちゃんはエスパーかのしれない

俺の名前は北城 零!俺は今高校1年生で成人済みの姉がいる! 姉の年齢?どうしても聞きたいなら予めお墓を作っとくことをオススメするぞっ! で、今、 「はぁぁぁぁぁ!こうなったら絶対に弟を腹黒副会長やらチャラ男会計やらドS俺様会長から守るんだからぁぁぁぁー!!!」 家にその姉の雄叫びが響いた、顔にははっきりと苛立ちが写ってる。 こうなった原因は数時間前、いや、数日前から説明した方がわかりやすいかもしれない。 数日前、俺は叔父さんに学校を紹介されたんだっ! いい学校だったから行くことにしたんだぞ! お姉ちゃんも良いって言ってくれた! だから俺は学校見学に行くことになったんだ!だけど当日熱が出ちゃってお姉ちゃんだけ行くことになった、これが数時間前の話。 まぁ、でも俺は説明とか言って話し出したけど俺もよく分からないんだっ!!! そして今、姉が帰ってきた途端大声で叫んだ、わけわかめ。 「お姉ちゃん!何かあったのか?」 俺は心配になったから聞いたんだぞ! あんな最強…いや、最恐で最凶の姉が苛立つなんて、余程のことがあったに違いない! 本来のお姉ちゃんなら苛立つ前に物理的に片付けてるもんな! じらいかぷ?にでも出会ったのか? そしたらいきなり 「敬語使って」 って言われたんだ、よく分からないぞ?まぁとりあえず苦手だけど頑張って使って見るかっ!俺は偉いからなっ! 「いきなりどうしてだっ?ですっ!」 ん〜やっぱ慣れないな! 「特訓よっ!敬語をマスターしなさい! そんな王道設定だなんて王道転校生になってしまうわ! まぁ最悪、1兆歩譲って王道転校生はいいとして、アンチになんてなってざまぁされたらお姉ちゃん!もぉカチコミに行っちゃうっ!!!」 言葉を放った姉の手は静かに拳型が作られていた、あんなんで殴られたら死んじまうなっ! ま!お姉ちゃんだからそんなことはしな…あれ〜?しない、か?ん?え?しないよね?ん〜…ゴホンし、しないしなっ……! ところで…姉は何を言っているのだろう、俺の頭の中には?が沢山回っていた と、とにかく多分叔父さんの学校を守るためには敬語をマスターする必要があるんだな!よしっ!頑張ろう! 「何がいいかしら、あぁ、王道と逆行動させるか、それしか無いわよねぇ…そうしたらざまぁとか総受けとかにならないかしら?それがいいわ」 姉がよく分からないことを呟いてるがまぁなんか問題が解決したようだ!いいことだな! 「零〜?今から質問というかお願いというか……とにかくいくつかするわ〜♡」 「おう!勿論だ!お姉ちゃんのお願いだからな!お姉ちゃんの為だもんな!」 「オムライスは好き?」 「勿論だ!美味しいもんなっ!」 「嫌いになりなさい、」 「え?でも美味し/「嫌いよね?(圧)」 「はい…(gkbr)」 「お友達の定義は?」 「え、えっーと、あっ会って名前聞いてお話したらもう友達だっ!気に入った奴は親友だけどな!」 「友達とはもう、そうね、それこそキスできない友達じゃないわ!えぇ!いや、もっと違う定義にした方が良かったかしら?……まぁ会ってすぐ友達なんてアンチになっちゃうし、これでいいわよねこれで、」 「お姉ちゃんがそう言うならそうなんだな!これからそうするんだぞ!」 「いい子ね、一人称何?」 「俺の一人称は俺なんだぞ!」 「僕にしなさい、マリモ転校生は基本一人称が俺なのよ!」 「マ、マリモ?なんで突然マリモなんだっ?まぁとにかく俺の一人称、じゃなかった、僕の一人称を僕にすればいいんだな!」 「そぅ!あともう少し静かな小さい声にして?」 「?それじゃあ聞こえないんだぞ!そういう陰口みたいなことはダメなんだぞっ!」 「おけー、あとで家の耳鼻科医を呼びつけておく、次、零、学園にウィグとメガネ身につけてくつもりだよね?やめなさい!クルクルダメ絶対!ついでに今すぐその可愛い天パもストレートにしてきなさい!」 「なっなんでそれを!?天パをストレートにするのは別にいいけど変装は…」 「元の学校の仲間に言われてるんでしょ?そこはお姉ちゃんが上手くいっておいたわ!(嘘) 私がいる限り弟をマリモになんてさせないわー!」 「後は敬語と喋り方を直していかないとねぇー?ふふふっ!」 なんか背筋がゾッとしたゆだぞ……もしかして僕、逃げた方が良いのかっ!?
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