お姉ちゃんはエスパーかのしれない

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さて、そんなことがあって僕は喋り方から敬語まで完璧に矯正された、 あー、思い出したくもない、うっ… 何故そうするのか聞いても少ししか分からなかったけど要約すると身を守るためらしい、 そして今僕はお姉ちゃんに学校での過ごし方を説明されている、 こんなん必要あるのかな?と思うけどお姉ちゃんの言うことには間違いない! 「いい?門がしまってたらどうするんだっけ?」 「飛び越えずにじっと待つ!」 でも僕門を飛び越えるなんてしないんだけどな、余程信用が無いのだろうか…そんなヤバい奴みたいなことしな…あれ?前したな、中学校の時、 1人羞恥に悶えてたら姉からさらなる問題が来た、 「そう!副会長に会ったら?」 お姉ちゃんによると副会長が学校案内するのが鉄則らしい、 そして笑顔をバカにするととキスされるとか、 そんなアタオカキス魔が副会長で大丈夫なのかな? そもそもなんで文句言われたらキスするんだろう? ん〜、よく分からない…お姉ちゃんに1回解説されたけどどうもよく分からなかったんだよな〜 「笑顔を褒める!」 まぁ、とりあえず素晴らしい笑顔ですねって言えば良いのだと思います。 「そしてホストみたいなクラス担任にはなんて言うのかな?」 お姉ちゃん曰くとりあえず顔が良ければ気に入るらしい、 僕はお姉ちゃんに似て可愛いから名前呼びされるんだって!お姉ちゃんが言っていた。 まぁ僕は知っている、そういう奴らのことをショタコンという事を… 「苗字で呼んでください!」 「正解!自己紹介は?」 「面食い発言ダメ絶対!静かな声で大人しく!」 普通の顔の人とこそ仲良くするべきってお姉ちゃんが言っていた、 イケメンは敵らしい、 ちなみに僕は耳鼻科医さんのおかげで普通のボリュームというものを知った、 ちなみに僕の声が録音されていたものは全て音割れしていた、 「隣に怖い顔した不良いたらどうする?」 「ちゃんと怖がる!」 なんで怖がる必要があるのか分からないけど取り敢えず自尊心をおらないためかな?と思う。 厨二病が抜けないんなら合わせてあげる方が後でのダメージは少ないよね、 「当たり!…爽やか君はどうにも出来ないし取り敢えず保留、」 でも警戒だけは怠らないでよ!と姉は付け足した。 「あと零の同室は風紀委員長になるはずだからそっちもビビってね?」 「はーい!」 やっぱ風紀委員はメンツが大事だから舐めたら怒られちゃうもんね、 元気よく返事してる僕の耳には はぁ、これが弟でなければ世話焼き風紀委員×ドジっ子美少年だなんて超美味しいカプなのに なんて言うの姐の呟きは届いていなかったとさ、 「そこまで出来れば取り敢えず初日は良しっ!」 やっやったぁー! お姉ちゃんの許可を取れたっ泣僕はここまでよく頑張ったよ… 「でもちゃんと夜追って連絡しなさいね?」 「うん、うー、寮生活なんて寂しくなるな〜」 「うちの弟かわゆす…♡絶対に何処の馬の骨かも分からんやからどもにはあげないんだから〜!!!」 よく分からないけどお姉ちゃんが楽しそうで良かったと思う。 明日転校生だし、もう寝よう、 僕は静かにお姉ちゃんの部屋を出て自分の部屋に向かうのでした。
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