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軽トラックを急ブレーキを掛けた結城は信じられない表情で外を見ている中瀬に向かって
『い、いきなりどうした………?』
中瀬は結城を見て外を指を差し
『あれを見てよ。あそこに止まってる車。』
結城は中瀬が指を差している方向を向くと
『えっ?マジで?嘘………?』
中瀬はその場所を見ながら
『あれ間違いないよね………?』
結城もその場所を見ながら運転席のドアを開けて
『うん、間違いないよ。レンタカー屋で元秘書の長田が借りた車だよ。まさかこんな場所に止まってるなんて。しかし何でこんな場所に止まってるんだ?………ちょっと見てくる。』
結城は車を降り車を見に行くと、慌てて中瀬も助手席のドアを開けて
『この近くに潜伏してる?って、私も行く。置いてかないでよ〜………』
結城は車の中を見た瞬間、慌てて走って来る中瀬に向かって
『うっ!?やられた………な、中瀬さん、こっちに来るな!!大至急、大門に連絡して藤堂に連絡いれてもらって!!』
走って車に向かってる中瀬は結城の言葉にその場に立ち止まり結城を見ながら
『えっ?な、何?来るなって何が起きてるの?』
結城は中瀬に向かってガッカリした表情で首を横に振ると、中瀬は止まってるレンタカーの中で何が起きてるのががわかった。
中瀬は慌てて鞄からスマホを取り出して大門に連絡を入れた。
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