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敬子は華蓮をあやしながらサワーを飲み
『でも下田さんが言う鴨川市が駄目になれば鴨川市の周りも駄目になるって話し本当かもよ。現に南房総市は前より活気がなくなってる感じがして。』
結城は笑って敬子に
『それはもうお上のやる事だよ。俺達はそれを見てるしかないよ。俺は今、沖谷さんが言った茂原北からの外房沿いを抜けて館山市からまた千葉市にって高速道路が出来たら一周してみたいね。』
野間口は結城の言葉に笑って
『その時はタイムトライアルでもやるか？』
結城はまた笑って
『お、それいいね。やっぱりスポーツカーを運転してタイムトライアルやってみたいね。』
野間口は結城の言葉に笑って
『もちろんその時は俺も付き合うぜ。』
中瀬は結城と野間口の言葉に呆れた表情で
『それやったらスピード違反でキップ切られるからね。』
敬子も中瀬同様に結城と野間口の言葉に呆れた表情で
『その前にその高速道路、まだ計画段階でいつ着手して、いつ竣工するのかもわからないのに、いつの話しをしてるんだか。』
小百合も笑って
『お敬も結城君と同じ様にタイムトライアルやってそうな気がするよ。』
佳奈枝も小百合同様に笑って
『私も小百合と同じ事言うけど、敬子もやると思う。』
敬子は小百合と佳奈枝の言葉に
『え〜私が〜？絶対にやらないわよ。』
結城は小百合の言葉に笑って
『敬子はやりそうだよ。ハンドル握った瞬間に別人になる時もあるもんな。』
敬子は結城に
『そうかな〜？私はそんな運転やらないわよ。って、そんな運転出来ないし。私より純君は絶対にスピード出して楽しんでそうだよ。』
結城は笑って
『自分の運転を気がついてないのか〜？結構強気の熱い運転してるぜ。』
敬子は結城の言葉に
『わかってないのはそっちだって。いつも強気の熱い運転してるのは純君の方だって。自分の事を棚に上げないでくれる？』
中瀬は二人を見ながら溜め息を吐き
『ふぅ〜、これってまた始まっちゃったよ。』
佳奈枝は中瀬同様に二人を見ながら
『まったくいつも下らない内容でじゃれあうんだら〜。どっちが強気の熱い運転って、二人共、強気の熱い運転は変わらないから。』
小百合も中瀬と佳奈枝同様に二人を見ながら笑って
『佳奈枝の言う通り強気の熱い運転は二人共同じだよね〜。二人のお約束のじゃれあい、暫く見てよう。』
美和子は生ビール大ジョッキを飲みながら
『飲みながら観戦してようかな。』
結城は敬子の言葉に顔を近づけて
『敬子の方がスピード狂だよ!!あれでよく今まで警察に切符切られなかった事が不思議だよ!!』
敬子も結城に顔を近づけて強い口調で
『何言ってるのかしらっ!!そっちの方がスピード狂だよっ!!高速道路でも国道でも車の抜かし方がいつも強引だよねっ!!』
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