01 鬼の子

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鬼の子と呼ばれ、悪口暴言を言われる私とは全くの正反対だ。 芸能人に憧れるように崇拝する子から、ガチ恋をする子まで幅広く人気者だった。 そんな人気者が、この町での嫌われ者の私に優しくしてくれるのだ。 光る希望と書いて光希(こうき)と名付けられた彼は名前の通り、明るく優しくて町民から煙たがられている私をいつも守ってくれた。 嫌われ者の鬼の子(わたし)(ひかり)だった。 そんな光希が私の支えだった。
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