02 転校生

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机にうつ伏せになり目を伏せてたので、綱君が私に話しかけてきていることが分からなかった。 近くで声がするなとは思ったけれど、教室で私に話しかけて来る人など今まで誰もいなかったので、まさか自分に聞かれてるとは思わず、机にうつ伏せをして目を伏せたまま答えなかった。 「おい!聞こえてんだろ?」 頭の上の方から声がするな。と思い顔を上げると    ———目の前には綺麗な顔の男子がいた。
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