鬼の子

01 鬼の子

私は毎日、教室という名のリングの上にいるようだ。教室で聞こえる中傷暴言は全て私に向けられていて、心がボコボコに殴られる。
心が負けて倒れないように常に戦闘体制だ。

心は常に闘っているが、顔には出さずに悪口を言われても気にも止めてないような顔をして、窓の外の景色を今日も眺めている。

教室にいるだけで、次々と悪口を言われるのには理由があった･････。