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修正版【著:kinomi様】仮想箱【長編SF】
今回、紹介させていただきます作品は長編ですね。
なんだか、東出圭吾先生の作品を目指している文を読んでいる気分でした。弁明させていただくと、もちろん誉め言葉です。
しかし、初心者バイバイといいますか、縦書きがエブリスタにはないので、携帯小説には向いていないかもです。
別の小説サイトでならば、更に評価されるのではないかと。
さて、感想に入りたいのですが、かなりの長編でした。
読みながら感想を書いているので、加筆修正予定です。
まずは「仮想箱の説明書」からですね。
こちらは、そのサブタイトルそのまま、昨今のヴァーチャル空間を風刺していますね。
ただ、キャラの掘り下げがないので、感情移入もできず「この名前って誰?」という混乱も起きました。人間が怖い執筆者あるあるかもです。
しかし、そこもまた味です!
何故なら、「不気味の谷」だからです。
人間に成り代わりたい、人間が怖いから批判する――そんな人工知能では、と邪推できる大人。
一方で、純粋な子供に、自分の代わりはいるが、捨てられないと信じることしかできないアンドロイド。
どちらも、よい関係を築こうと努力しているのに、どこまでもすれ違う。
これも、人間と機械の違いですね?
一度、仮想箱に入った人間は疑似的に死に、新しい人生を過ごし、出てきたら元に戻るのでは、という疑念。
では、体を分解し、再構築するワープのように、仮想箱に入った前後は別の人間ではないか、と。
医学的には神の領域である、脳と心臓も自分を培養して自らドナーになれば命に別状はありません。
ここで、「スワンプマン理論」や「人類生誕五秒前理論」も気になりますね。
AIに管理された世界では人権すらもない。
これは次回作も期待ですね。
やはり、あなたには破滅派(小説投稿サイトのひとつ)の気風があっているのではないかと。
やはり死ぬ以外にも注目は集められます。
文学賞を目指してみるのも案外、自己肯定感に繋がるものです。
本物の審査員にはさらに上から注文が来るので、あなたの才能を伸ばしてくれる的確なアドバイスをくれるはずです。
陰ながら応援させていただきます。
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