もみもみ

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食事だとウィルとサーラが呼びに来たとき、ちょうど1000回のノルマを達成したばかりの私は胸に違和感を感じるほどだった。必死に揉み過ぎたか…? 先ほどと同じように着替えてて部屋を出ると、ラースが待っていた。 「ユリア、少しは眠れた?」 「…はい」 「緊張が見えるね…それも仕方ないか。ここを歩くのも分からない場所ってことだからね。食事はこの突き当たりで取るんだよ」 「ラースは…お仕事は?」 「いい質問だね、ユリア。僕は父と一緒に広い土地の管理をするのが第一の仕事。そこで商売をしたいという者などが揉め事を起こさず生活出来るようにルールを作って領土を治めている。ふたつめは、こういう天然石の取引をしている」 彼は自分の胸につけている青緑のブローチを見せた。 「宝石?」 「そうだね。ジュエリーになるか、フレーム等、何になるかは分からない段階での取引がほとんど。ここだよ」 ラースはそっと私の背中に手を添えて部屋に促す。そこには長ーいダイニングテーブルがあり、ちょうど王さまの席にお父様、長ーい片側にお母様と姉妹が座るところのようで、私は彼女達の向かいにラースと並んで座った。 「ユリア、気分は?早速食事に出てくれてありがとう」 お父様が嬉しそうに目を細めたので 「大丈夫です」 と短く応える。 「ラースが飛んで来たから驚いたよ。さあ、食事にしよう」 サーラと何人かの女性がスープから運んでくれる。毎日コース料理みたいなものを食べるのかな? 「いただきます」 「ユリアが急にお行儀良くなっちゃって気持ち悪いんだけど?何を企んでいるの?」 「…すみません…どなたですか?」 姉妹のどちらがどちらか分からない。
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