もみもみ

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今は12時前だから7時半までに余裕で起きられるよね。 本当はこのまま寝たふりで、ウィルが出て行ってくれて、日付が変わってからもみもみをして寝るっていうのが一番安心なんだけれど…寝たふりのはずがもう睡魔に襲われている。慣れないことの連続で疲れたのだろう。 怪しい爺さんから始まったと思ったけれど、あの爺さんは嘘をつかないかもしれない。びゅーん、て言いながら爺さんの手を引っ張ってくれば良かったな…失敗した。 「おやすみなさい、ユリア様」 爺さんの薄紫色の灯りの部屋を思い出しながら意識が沈むのを感じた瞬間、温かいものが額に触れた気がした。そして… ああぁぁ…バカ…バカバカ…バッカだ、私… 「おはようございます、ユリア様。よく眠っておられたようですね」 7時半までに起きてもみもみするはずが…ガーン…ガンガーン…ぐっすり、7時半まで一度も目覚めることなく爆睡したのだ。こんなにどこでも寝られる人だったっけ?アパートのペラッペラの布団と違うこのベッドのせいか?マズイ…これはマズイよ。 「…おはよう、ウィル。お風呂…」 「かしこまりました。お待ち下さいませ」 よし、今からよ、1、2、3、4、5…10、1、2、3、4、5…20…高速もみもみの手つきは、乳搾り名人のようだ…機械化されてそんな人いないか…100、1、2、3、4、5…10、1、2、3、4、5…20…
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