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今は私の足をつるつると撫で上がってくるウィルの手を思い出して…こういう向きだったよね。私のやり方はぷにぷにと摘まむ感じで肌が赤くなったのか。こうして、もみっ…もみっ…もみっ…もみっ…はぁ……ん?はぁ…?
私の声だった?ウィル?
気がつくとウィルの手は太ももの内側を撫で上げている。そしてうつ伏せの時に彼の親指が際どく私の大切な場所を掠めたように…
「ちょっ…ウィル…そんなところまでいいよっ」
「鼠径部リンパマッサージはむくみに効きます。女体を知り尽くした…いえ…女性の体を徹底的に理解するコースを全て受講した、この知識を信じてお任せください。バストマッサージはお休みですか?それとも、私の手でなければ気持ち良くありませんか?」
彼がそう言いながら私の胸からウエストラインまで両手でなぞると
「ひゃぁ…ぅ…ん…」
くすぐったくておかしな声が出た。
「可愛らしいお声です。そうして全身を緩めて喉もどうぞ緩めてくださいませ。クリームではこのくらいですね…オイルはまた違う感じでたっぷりお楽しみ頂けますけど…さあ、あと434回、私にお任せください」
ウィルは何度目かの追いクリームを手に取り、今度は私の頭の方へ立って胸を引き上げるように揉む。そして…
「はぁ…ぅん…ウィル…もぅ…」
「まだあと117回です」
「…何か変なの…」
私は呼吸を乱しながらウィルの手に自分の手を添えていた。
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