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「僕は今のユリアが好きだ。安心して自由に進もう…僕とユリアなら大丈夫だよ」
「…うん」
もう一度ゆっくりと唇が重なり、しっとりしっかりと唇の感触を感じたところで…ドンドン、ドンドン…
「お止め下さいませ」
「ラース、居るんでしょ?」
「ユリアも出て来なさいっ」
隣のラースの部屋のドアが叩かれる音と、ドナ、アニーラ、ライラの声がした。
「あっちじゃなくてこっちなのにね」
チュッ…リップ音を立てて唇にキスした彼は
「止められない…」
再び唇を重ねる。ちょっ…と…
「ラ…」
ぇ…?開いた唇の中…とまでは言わないけど、閉じてるはずの湿った箇所を舐めた?きゃーっ…私の知るコミックではここから一気に加速するのよっ。ふぅん…ぁ…鼻息が荒くなったので思わず息を止めると
「可愛い…ユリア…このまま食べてしまいたいね…」
そう囁き、ペロッと唇の端を舐めたラースのせいで…ぁ…
「ユリア…そのまま動かないで」
鼻血がたらーんと出た私にラースがサイドテーブルにあったティッシュをそっと当ててくれた。
「少し部屋が暑いね…すぐに調整するよ」
ラースがシーリングファンを回してくれるけど…原因は暑さでなく興奮なのよ。
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