らぶらぶ

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「はっじめて…触れた…キンチョー…」 何言ってんのよっ、私は…それでもラースは 「ユリアも僕の隅々まで触れてくれる?」 唇を舐めながら‘追いセクシー’となる吐息まじりヴォイスで聞いてくる。 「…っ…出来るだけ…はぁ…い…全力を尽くしますっ」 「じゃあ…今夜は帰したくない…って言ってもいい?」 「はっ?今夜は…お泊まり…」 そこまで言ってラースの意図することが分かった。 「あ…ラース…間違えたみたい…慣れないので…ごめんなさい」 「大丈夫だよ。どんなユリアも新鮮でますます好きになるだけ…やり直しする?」 そう言ったラースは私の首に手のひらを当て 「ユリア…今夜は帰したくない…いい?僕の熱を受け取ってくれる?」 と言ったけど、テイク2はバージョンアップしてるじゃないか。質問がふたつだよ。 帰したくないにはイエスで、熱を受け取ってにはノーとか、反対に帰したくないにはノーで、熱を受け取ってにはイエスとか、有りなの? いやいや、ややこしい駆け引きみたいなのを楽しむ経験値もないわ。二度目の人生どーんといきましょう。ラースなら大丈夫。 「…ラースの好きにして欲しい…ラースだったら大丈夫だと思う…」 「僕の好きにしていいの?」 「…うん」 「僕はいつだってユリアが最優先だよ?」 ドナにも言ってくれてたよね。 「だから…ユリアの気持ち、心が一番だよ。もちろん…体もね…」 そう耳に囁かれ、胸が大きくドキッと跳ね、お腹がきゅっとする。 「ラースの熱…」 「受け取ってくれる?」 「…ぅん…」 「僕の熱に溶けて、ユリア…僕も溶かして…」 続けて耳に囁きながら、ラースは私の髪のリボンをシュルシュル…と引っ張った。ドナ師匠…すっごいよ…
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