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魅惑的なサファイアブルーでねめつけながら、マシュマロみたいなケツを差し出す脳内のヨシュア。
――任せとけ。許してくださいっていうまで、抱き潰してやるよ!
実際に分からせ中なのは7の方である。しかし、経緯はともかくヨシュアのお陰だ。「あひっ」間抜けな声と共に、ようやく節くれ立った指が蕾を貫通した。
何はともあれ、まずは入り口だ。ダビデの星にされては敵わない。ゆっくりと入念にかき混ぜているうちに、脳内のヨシュアも頬を上気させ始めた。涙目で「意地悪」と身体を捩らせる。
7の指が第二関節まで入った時、ぷっくりと膨らんだ前立腺が見つかった。
散々、セフレ達を虜にしてきた7のフィンガーテク。プリッとした頂をなぞるだけで、雄とは全く別物の快感が襲ってくる。
脳内のヨシュアもそれは同じだった。
指を増やせば「これ以上されたら、おかしくなっちゃう」そう懇願してシーツを強く握り絞める。嫌よ嫌よも好きのうち。緩急をつけて、指でクニクニしているうちに、7の腰が勝手にうねり始めた。
「陰部の様子がおかしいぞ。本当に気持ちいいと思ってるのか?」
「ヒィッ!」
無我夢中で前立腺を弄っていた7は、現実のヨシュアが移動していた事に全く気づいていなかった。
バリタチのクセして何も知らないヨシュアが、蟻の門渡り数センチ手前にいた。癖のあるブルネットが、嫌というほど門渡りを刺激する。指が出入りする蕾を前に『私のセックス』と言う蘊蓄まで語り出す有様だ。吐息を無意識に飛ばしまくってくる。
「だめっ、だめでふ。ヨシュア様! そんなに喋ったら、いっちゃいまふ!」
「へ?」
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