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「この辺りにある、スイッチみたいなのが良いんだろう? 私も、ここは擦れて気持ちがいい」
――スイッチて。前立腺って言葉を知らないのかよ。
脳内で冷静にツッコんでいた7は、自分が漏らしている声に気づいて絶句した。「あんっ! そこっ! 気持ち良いっ!」とアホの子全開でよがりまくっている。脳が身体感覚をキャッチした時、7は余りの快感に「ヒィッ!」と鳴かずには居られなかった。
ヨシュアが器用に、ぷっくりした突起を撫でまわしてはつつく。つついては、絶妙なタイミングで引く。「はひっ!」その度に、7が蕾を収縮させた。
ケツの皺はダビデの星が当たり前だと思っているヨシュア。彼は浅い部分の快楽を知って、悩ましげな顔で歯を食いしばった。
堪えきれず7の太ももを両腕で持ち上げて、斜め上からグッと深度を上げる。「重ったいな……」ヨシュアはぶつくさ文句を言っていたが、お互いが気持ち良くなっている事に間違いはなかった。
「ヨシュア様、しゅごい! ふかいでしゅ! いいっ!」
「うるっさい! ベラベラとよく喋る男だな。集中させろ」
そんなこと言ったって……と見上げたヨシュアの表情には、まるで余裕がなかった。額から汗をしたたらせ、中を味わうので精一杯になっている。叩きつけてくる細い腰は、やばいくらいに動きがエロかった。
目を潤ませた7は『顔も身体も、良すぎィ!』と全身でわなないた。余波で蕾がこれでもかと収縮する。「ああっ」ヨシュアの甘い溜め息が漏れてきて、そのまま両手を離した。
「もっとして! あひっ! 気持ちいい!」
ゴッ!
「いっだ!」
唐突に頭を殴られた7が、ぽかんとしてヨシュアに目をやる。腰に手を当てたヨシュアが、えらっそうな顔で見下していた。
「7。少しは穴のコントロールをしないか! これでは私がイッてしまう」
「何言ってんすか、貴方は。そんな真似、出来る訳ないでしょ! 大体、一回イッたからって終わりじゃないですよね」
「それもそうだな」
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