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妙な所で、頭の切り替えが異様に早い男。それがヨシュアである。再び覆い被さった彼は、7の中をねっとりとした性格そのままに、かき混ぜては入るを繰り返した。
翡翠色の瞳を見つめ「可愛い。7、可愛い」としきりにうわごとを呟いている。7に至っては気持ちが良すぎて、泣き始めていた。
最早、どちらの分からせなのか、作者にも分からぬ。
「もうだめでふ、イキます! ヨシュアさまあ!」
長身マッチョから、だいしゅきホールドされたヨシュアが「ぐえっ」と間抜けな声を上げた。それでも、二人を乗せた暴走機関車は止まらない。『間もなく終点、どなたもお忘れ物ございませんように』である。
シュポポポポ……ポッポー!
「うっ!」
ヨシュアが甘い声を漏らして、本日一番の色っぽい顔になる。その面を見た7が最初に果てた。彼の意識とは無関係に蕾がうねり倒す。暫くした後、中に温かな感触が伝わって、ヨシュアも絶頂に達したのが分かった。
――股関節が痛くなってきたな。
ぼんやりと考えていた7。しかし間髪入れずに、白濁の広がった中をガッチガチの雄がこねくり回してくる。「むほっ!」思わず妙な声を出してしまった7を、意地の悪いサファイアブルーが覗き込んできた。
「一回、イッたら終わりじゃない。そう言ったのはお前だったな、7」
結局、7はそれから二時間以上も突っ込まれたままであった。止められなかったのは、本人も気持ちが良すぎて頭がパーになっていたからであるが。
すっかり満足したヨシュアが雄を抜いた時、7はえぐえぐと泣いていた。バリタチの自分が、ここまでケツ楽園に溺れるとは思っていなかったからである。
そう言えば、という顔のヨシュアが、まだ赤みを帯びている7の蕾を見た。
「皺が縦になってないじゃないか。お前、嘘をついたな。というか、きったないなー。今すぐ洗ってこい」
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