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「クッソー。お前、良いな。私のモノになれ。丁度、専属の傭兵を探していた所だ」
ダンスミュージックがメロウな曲調に変わってゆく。ホイップまみれの7が、真面目な顔をしてベッドから降りてきた。厚い胸板でヨシュアを抱き寄せる。束の間の沈黙の後、熱い声が零れた。
「好きです、ヨシュア様。俺はとっくに貴方のモンです」
「フン。好きでいるくらいは許してやる。言っておくがタチは私だからな」
「もちろんです。けど……皺だけは、ちゃんと縦にしてくださいね?」
「お前が望むならそうしてやるさ、7」
ハチミツ色のブロンドを掴んだヨシュアが、唇を寄せて笑顔で嘯いた。そのまま舌を絡めた二人は、安普請のベッドに倒れ込んでいった。
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