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組み敷かれた7は、ヨシュアから見下されてゾクゾクしていた。淫乱な男の騎乗位というのは、堪らないご馳走である。
フワフワした表情で笑っていたヨシュアの顔が切なくなる。
「さあ、来て下さい」
そう言った7の顔面に、ヨシュアが突然ゲロを吐いた。
「オエッ……気持ち悪……」
「風呂! 違う、洗面所だ。ああもう! ちょっと、何でも良いから行きましょう!」
ヨシュアを担いだ7が走る。揺れる度にえづく声が聞こえてきて、7はちょっぴり泣きたい気持ちになっていた。
――店を出るまで、顔色一つ変えないで飲んでたじゃんよ!
バスタブに湯を張ってシャワーも全開にする。とりあえず、浴室にヨシュアを下ろして四つん這いにさせた7は、自身がシャワーに突っ込んだ。シャワーを浴びながら、とっとと着ているものを全て脱ぐ。
顔面にゲロを吐かれたにも関わらず、7の雄はがっちりとそそり立ったままであった。そこはかとない悲しみを感じつつ、ぐったりしているヨシュアの介抱に専念する。
「吐けますか? ヨシュア様。指、口の中に入れますよ」
「うん……ん」
花びらのような唇に、節くれ立った指が入った。「あ」小さな声でヨシュアが鳴く。完全に酩酊していた彼は、入ってきた指を雄と勘違いしてねぶりだした。
「違います。そうじゃありません! 吐いてください。しゃぶるモノは俺に付いてますから!」
嘔吐のせいで目元が赤く、濡れた睫毛がやたらと艶めかしい。音を立てて吸い、ねっとりとした舌使いが何度も指を行き来する。その度にヨシュアの身体がピクリと痙攣して、7は眩暈を覚えていた。先端からは、透明な汁が我慢出来ないと零れ落ちてくる。
「お願いですから、吐いてください。俺は、貴方とセックスがしたいんだ」
「ん? ……んーん。んぅ」
――ダメだ、この人。俺の話を全く聞いてねえ。
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