あらすじ紹介に一番重要なネタバレされてんだが

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あらすじ紹介に一番重要なネタバレされてんだが

お、終わったぞ短編二つのアップロードまで_: (´△`」 ∠) :_ ちょっと頑張った。休みだったから文章作って、アップロードまでやりました。 完成してみると、なんか似たり寄ったりな雰囲気になっちゃったなあ。まあいいか。 語りたい、裏話。さすがに公開してからだなあ。 今日はちょっと思ったことについて。 以前と比べて昔の小説を読んでくださる方がだいぶ増えてきたと思います。おそらく妄想コンテストでたまに受賞して、そこから他の作品を読んでくれると思うのですが。 なんでこのタイミングでこの作品が読まれるのかなあと思うこともちらほら。幽霊と探偵とか本当に定期的にちょびちょび読まれるんですよね。代表作に固定しているわけでもないのに。 それで今まで全く考えてもいなかったんですけど。1つ謎が解けた展開がありまして。 いわゆる個人ユーザの小説の紹介や感想などから飛んできてくださる方もいるのかなと思ってます。何もリアルタイムで更新されたものだけが読まれるわけじゃない。過去に紹介された記事もさかのぼって読んでくださるかと思ってるわけで。 それは別にいいんです。大変ありがたい。 ただ1つもやっとした事は、とある小説の紹介で物語の核心ネタバレをされてることですかね。 そこが1番重要なのに、こういうところが見応えがあるみたいなところでさらっと究極のネタバレしちゃってるわけです。読んだ感想、じゃないんです。あくまで作品紹介なんですよ。紹介で一番重要なところ書くなよ。 いやいや、そこを隠し通すために文章に工夫してきたのに紹介文でそこをばらされたら面白みが半分以下なんですけど!?とものすごくもやっとしました。 お前何してくれてねん。これが正直な気持ち。 頑張って書いた思い入れの強い作品なので。管理者の人に連絡して、作品紹介自体を削除してもらおうかなぁと思ったんですけど。 ちょっと冷静にいろいろ考えて、結局ほっといてます。 1つはだいぶ時間が経っていること。紹介されたのは去年。それまで紹介されていることに全く気がつきませんでした。当たり前ですけどエゴサーチとか、自分の小説の検索とかわざわざしないですからね。本当にそこから見に来てくださる方というのも今はもういないかなぁと思っているので。 もう一つは、ネタバレをしたほうがより興味を持って読んでくれる人もいるのは事実かなぁと思ったんです。なぜなら自分がそう。本買う時も立ち寄みをしてから買いたい派です。 今の小説ってタイトルがやたら長い。これはタイトルがあらすじそのものになっていて「この話はこういう話ですよ」とアピールをしているからですよね。 つまり今時の人って展開が半分ぐらいはわかっている方が手に取ってもらえるということになります。面白いかどうかもわからない作品を買いたいとは思いませんからね。 そう考えるとそういうのが好きな人にとってはありがたい紹介なのかなぁと思ったり。 ただ、紹介する人は一度ちゃんと考えて欲しいんです。 あらすじの紹介と、ネタバレは全く違います。 あらすじの紹介はあくまでどんな話なのか、どういうところが面白そうなのかと言う。起承転結で言うところの起、承までではないかな、と。 ネタバレをするのなら、ネタバレ注意という注意書きを最初に書いて欲しい。読み手としてはネタバレしてくれた方がありがたいんですが、書き手としてはそこをばらされてしまうのはなんやかんややっぱり納得がいかないんです。 読み進めて初めて「あ、そういうことか」という驚きとフラグ回収を大事にしているんです。その高揚感も味わって欲しいから文章を一生懸命考えていると言うのに。 結構難しい問題なんですけど、読み手としてはありがたいけど書き手としてはやめて欲しいなという。真っ向から対立する意見で自分でモヤモヤしてます。 やるんだったら一言ネタバレ注意と書いて欲しい、本当にただそれだけです。 しかし今回の作品については例え書いたとしてもちょっとやめて欲しかったかなって思ってます。殺人事件の小説で目次に「犯人は◯◯」って書いてあったら、読みたいか? ネタバレをされて面白い小説と、ネタバレされてら台無しになる小説っていうのは絶対に存在します。ミステリー、ホラーは間違いなく後者です。その過程を楽しんで初めて結末が倍に面白くなると言うのに。結末を先に知れたれなら、途中の話はほとんど読まなくてもいいですよね。だって知りたいのは犯人なんだから。トリックとかホワイダニットとか一気にかすみませんか。ひねくれすぎかなあ。 ただ、今回の場合は「対象が子供向け」ということもあり。子供向けでは何も言えないです。児童文学系は本当に未知の世界なので、その世界のセオリーというものが存在するでしょうからね。 そのやり方自体が児童文学の常識だと言われてしまえばそれまでです。 めちゃくちゃ愚痴りましたけど。皆さんも作品の紹介には要注意です。いかに興味を持ってもらえるか、ネタバレや核心に触れずその作品を興味を湧いてもらうかというのは書き手としてのスキルアップにも役立ちます。 面白いと思っているものを、一体どう面白いと思ってもらえるかの言語化。これ、ものすごく難しいんですよ。自分が思ったことだけではだめですよ?人に興味を持ってもらう心理テクニックというのは確かに存在します。通販や物販、ネット広告でよく使われる手法を参考にしてみてください。 それほど仲がいいわけではない身近な人に、一生懸命好きなアイドルの話をされたとして。そのアイドルに全く興味がなかったら正直つまらないですよね。 親しい人の話なら百歩譲って聞くでしょう。でも、例えば職場の挨拶だけする人とか。クラスであまり話さないけれどたまたま電車で一緒になってちょっと話した時とか。要するに限りなく赤の他人のポジションの人にその話をされたらどうでしょう。聞かなくてもいいかなって思いますよね心理的に。 でももしも「え、そんなにイイの?」と思えたのなら、間違いなくそれは説明してくれる人の説明の仕方がめちゃくちゃ上手だからです。 あとわかりやすいのは校長先生の話ですね。紹介したいものをダラダラと説明していたら、それは完全にただの校長先生の話です。校長の話クソつまんなかったでしょ。 余談ですが、過去1人だけ面白い話の校長先生がいました。小学生の時なんですが、この先生の時だけは体育館に集まった全校生徒静まり返って先生の話を聞いていたのをよく覚えています。 面白かったんです。何が面白かったか?話の内容や喋り方です。終業式等の話でもお堅い話ではなく、遊びや先生自身が思っていることなど。児童目線で話をしてくれるんですよ。子供でもわかりやすいように、興味を持ってもらえるような工夫がたくさん散ればめられていたなと思います。ちょっと演技入ったりとかね。 先生が何を話したか今でも覚えてます。メジロの捕まえ方(笑) 今やっちゃダメなんだけど、と言う前置きを置いて、子供の頃は野鳥を捕まえて遊んでたそうです。とりもちで捕まえたり、鳴き声を真似して引き寄せたりとか。そして最終的には逃がす。捕まえてどうにかするのではなく、捕まえる過程の話でした。 この校長先生、時間が空くといろいろな教室に話をしに来てくれました。みんな心待ちにしていたのを覚えています。 相手の立場に立ってものを話し、わかりやすいように言語化するのがすごくうまい人だったんだなぁと。大人になった今わかります。 人に何か興味を持ってもらう、好きになってもらうというのは「それ自体」が優秀かどうかではありません。それを説明してくれてる人の話が面白いかどうかです。 実体験ですけど、あまり興味がなかった科目を好きにさせてくれたのは間違いなくそれを教えていた先生です。微生物と比較文化論は本当に面白かった。 特に比較文化論は日本と世界の文化の違いは、一体何が根底にあってそこまで違うのか。この辺は先生の話が本当に面白くて選択授業なのに1番楽しみだった経験があります。 作品の紹介も一緒です。ダラダラと長く話しても興味を持ってもらえません。内容の紹介だけではなく、こういうところに注目すると面白いとか本人のお勧めポイントがあり混ざっているかどうかが大事です。 確かに核心ネタバレした方が注目はされるんでしょうけど、その作品を読んでその人は一体何が面白いと思ったからお勧めしようと思ったのか。 その辺はぜひネタバレのチカラに頼るのではなく、ちゃんと「あらすじ」と「自分の感想の言語化」に力を入れてみて欲しいです。 最後にやっぱり本音いっとくか。 よりにもよって最重要な部分のネタバレはちょいと気分悪いし心外なのでやめてくれ。
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